AWS
AWS構成図事例集

AWS構成図事例集

Web/APサーバー+DBサーバーの基本パターンをまとめた構成図事例集です。 シングルAZの最小構成からマルチリージョン、サーバーレスまで、各パターンを解説します。

全8パターン掲載構成図・解説付きメリット・デメリット比較

8 件の構成パターン

Web 2層 / 入門シングルAZ⚙️EC2

EC2 + RDS シングルAZ構成

最低限のWebサーバー+DBサーバー構成

最もシンプルなWebアプリ構成。1台のEC2にWeb/APサーバーを同居させ、RDS(シングルAZ)をDBとして使う最小構成です。コストを最優先する開発・検証環境や、ごく小規模なサービスの出発点として最適。可用性は低いため、本番の重要システムには次パターン以降の冗長化を推奨します。

規模: 小規模(個人・スタートアップ初期)¥¥¥低コスト
EC2RDSシングルAZ低コスト
Web 3層 / 高可用性マルチAZ⚙️EC2

EC2 + RDS マルチAZ冗長構成

ALBによるEC2冗長化 + RDSマルチAZ

ALB(Application Load Balancer)配下に複数AZのEC2を分散配置し、RDSをマルチAZ構成にしてスタンバイを持たせる、最もスタンダードな高可用性Web/AP構成です。AZ障害時もALBのヘルスチェックとRDSの自動フェイルオーバーで継続運転でき、Auto Scalingで負荷変動にも追従します。

規模: 中規模(スタートアップ〜中堅企業)¥¥¥中コスト
EC2RDSマルチAZALB
コンテナ / モダンアプリマルチAZ🐳ECS/Fargate

ECS Fargate × Aurora PostgreSQL マルチAZ構成

コンテナ化されたモダンなWeb/AP構成

ECS Fargate でコンテナをサーバーレス実行し、Aurora PostgreSQL マルチAZでDBの高可用性を確保するモダン構成です。OSやサーバーの管理が不要で、CI/CDによるデプロイ自動化と相性が良く、現在のWeb/APサーバーの主流アーキテクチャです。Auroraはストレージを3AZ・6コピーで保持し、高い耐障害性とスケーラビリティを提供します。

規模: 中〜大規模(スタートアップ〜エンタープライズ)¥¥¥中コスト
ECSFargateAuroraマルチAZ
ディザスタリカバリ (DR)マルチリージョン⚙️EC2

マルチリージョン 高可用性 / DR構成

Route 53 × Aurora Global Database による災害対策

Route 53 のヘルスチェックとフェイルオーバールーティングにより、プライマリリージョン(東京)の障害時にセカンダリリージョン(大阪)へ自動切り替えするアクティブ-スタンバイ型のDR構成です。Aurora Global Database による高速なクロスリージョンレプリケーションで、RPO 1秒未満・RTO 1分以内を実現します。

規模: 大規模(エンタープライズ・基幹システム)¥¥¥高コスト
マルチリージョンRoute 53Aurora GlobalDR
サーバーレスサーバーレスλLambda

サーバーレス構成(API GW + Lambda + DynamoDB)

インフラ管理ゼロのフルサーバーレスWeb/API

CloudFront で静的コンテンツを配信し、API Gateway + Lambda でAPIを処理、DynamoDB でデータを永続化するフルサーバーレス構成です。サーバー管理が完全に不要で、リクエスト数に応じた従量課金のためアイドル時のコストはほぼゼロ。マルチAZ冗長やスケーリングはマネージドサービス側が自動で担います。

規模: 小〜中規模(API・イベント駆動型)¥¥¥低コスト
LambdaAPI GatewayDynamoDBサーバーレス
金融 / 決済マルチリージョンλLambda

金融決済プラットフォーム(ISO 20022 / マルチリージョン Active-Active)

イベント駆動・耐障害性重視の決済メッセージング基盤

AWSの金融サービス向けリファレンスアーキテクチャをベースにした、ISO 20022 決済メッセージを処理するマルチリージョン・アクティブ-アクティブ構成です。2つのリージョンが同時に稼働し、API Gateway + Lambda のサーバーレス・マイクロサービスで決済ワークフロー(受信・処理・リリース)を実行。DynamoDB グローバルテーブルにステータスを不変の台帳(ledger)として記録し、リージョン間で複製します。UPDATE/DELETE を避けたイミュータブル設計により、リージョン間の競合を回避しつつ取引の整合性を維持します。

規模: 超大規模(金融機関・決済事業者の基幹)¥¥¥高コスト
金融決済ISO 20022マルチリージョン
金融 / 勘定系マルチリージョン🐳ECS/Fargate

勘定系(コアバンキング)リファレンスアーキテクチャ

ECS × Aurora Global Database による Warm Standby マルチリージョン勘定系

AWSが公開する金融機関向けベースライン環境(baseline-environment-on-aws-for-financial-services-institute)の勘定系リファレンスアーキテクチャをベースにした構成です。預金・為替・融資といった勘定系業務を、東京リージョン(Primary)と大阪リージョン(Secondary / Warm Standby)のマルチリージョンで構成。全銀・統合ATM・ANSER・CAFIS等の外接システムや営業店・銀行端末を Direct Connect / Transit Gateway 経由で接続し、Amazon ECS 上のマイクロサービス(残高照会・取引・取引カウント管理)が処理を担います。データは Aurora Global Database(リージョン間を通常1秒以内で複製)と DynamoDB グローバルテーブルで保持し、リージョン障害時は Application Recovery Controller と Step Functions により約5分以内に大阪へ自動フェイルオーバーします。

規模: 超大規模(銀行の基幹・勘定系システム)¥¥¥高コスト
金融勘定系ECSAurora Global
金融 / エンタープライズマルチAZ⚙️EC2

閉域 3層 Multi-AZ エンタープライズ基盤(HULFT ファイル連携)

Web/AP/DB のサブネット分離とDirect Connect閉域接続による金融グレード構成

インターネットから隔離した閉域ベースのエンタープライズ環境を、Web/AP/DB の3層をサブネットで厳格に分離して構築する金融グレードの高可用性構成です。社内オンプレミスや全銀ネット・共同センター等の外部金融ネットワークとは Direct Connect と Transit Gateway による閉域接続で連携。各AZ(AZ-A / AZ-C)にALB・Web・AP・Auroraを冗長配置し、HULFT on AWS でオンプレ/外部システムとのファイル授受を行います。KMS・Secrets Manager・GuardDuty・CloudTrail 等の周辺系マネージドサービスで、暗号化・統制・監査といった非機能/ガバナンス要件を満たします。

規模: 大規模(金融・公共・エンタープライズの基幹業務)¥¥¥高コスト
3層Multi-AZ閉域Direct Connect