AWS
AWS構成図事例集
ディザスタリカバリ (DR)マルチリージョンEC2

マルチリージョン 高可用性 / DR構成

Route 53 × Aurora Global Database による災害対策

可用性 (SLA目標)

99.99%(リージョン障害に耐える)

RTO(目標復旧時間)

1分以内(Route 53 フェイルオーバー + Aurora昇格)

RPO(目標復旧時点)

1秒未満(Aurora Global Database)

概算コスト

月 200,000〜500,000 円以上

構成概要

可用性レベル
マルチリージョン
コンピューティング
EC2
想定システム規模
大規模(エンタープライズ・基幹システム)
コスト感
¥¥¥高コスト

使用AWSサービス

  • Amazon Route 53
  • Aurora Global Database
  • Amazon EC2
  • ALB
  • Amazon VPC

概要

Route 53 のヘルスチェックとフェイルオーバールーティングにより、プライマリリージョン(東京)の障害時にセカンダリリージョン(大阪)へ自動切り替えするアクティブ-スタンバイ型のDR構成です。Aurora Global Database による高速なクロスリージョンレプリケーションで、RPO 1秒未満・RTO 1分以内を実現します。

設計のポイント

  • リージョン全体の障害でも事業を継続できる災害対策(DR)構成
  • Aurora Global Database はリージョン間を通常1秒未満で複製
  • 平常時はセカンダリを最小構成にし、コストを抑える運用も可能

システム構成図

プライマリリージョン (ap-northeast-1 東京)セカンダリリージョン (ap-northeast-3 大阪)PrimaryFailoverGlobal Replication(< 1秒)インターネットRoute 53(Failover Routing)ALBEC2Auto ScalingAurora GlobalPrimaryALBEC2Auto ScalingAurora GlobalSecondary

周辺・運用機能(クロスカッティング / 全体に適用)

監視・運用

CloudWatchCloudWatchCloudTrailCloudTrailAWS ConfigAWS Config

セキュリティ・統制

IAMIAMGuardDutyGuardDutyKMSKMSSecrets ManagerSecrets Manager

配信・保護

Route 53Route 53WAFWAF

バックアップ・DR

AWS BackupAWS BackupS3S3
リージョンVPCプライベートパブリック概念図 / アイコン: AWS Architecture Icons

メリット

  • リージョン全体障害でも1分以内に自動切り替え(RTO < 1分)
  • Aurora Global DB により RPO 1秒未満を実現
  • 地理的に離れた利用者への低レイテンシ配信にも応用できる
  • 高いSLA・事業継続(BCP)要件を満たせる

デメリット

  • コストが非常に高い(待機リージョン分が常時発生)
  • 構成・運用・テスト(DR訓練)が複雑
  • 書き込みは必ずPrimaryへ向ける必要があり整合性の考慮が必要
  • フェイルオーバー時はDNS TTLの考慮が必要

主なユースケース

  • 金融・基幹システムのディザスタリカバリ
  • ECサイト基幹系(リージョン障害でも停止できない)
  • 医療・行政など社会インフラ系サービス
マルチリージョンRoute 53Aurora GlobalDR高可用性